パソコンと接続
トルクレンチの操作を行うには、パソコンと接続する必要があります。
事前にデバイスドライバと標準ソフトのインストールを行ってください。
パソコンとの接続はトルクレンチとUSBケーブルでつなぐ「有線」方式と、無線受信機でつなぐ「無線」方式があります。どちらの場合も「USB Serial Port」で接続されます。デバイスマネージャを立ち上げると「COM**」を確認することができます。標準ソフトで設定が必要になりますので、ご確認ください。
また無線の場合、一つの無線受信機で、複数本のトルクレンチを操作することが可能です。操作する際に「無線ID」を指定して操作を行います。
設定読み出し
まずはトルクレンチから設定を読み出しを行ってみます。
トルクレンチをパソコンに接続し、設定読み出しアイコンをクリックします。
するとトルクレンチのブザーが鳴り、トルクレンチの設定情報が標準ソフトの方へ読み出されます。
設定は10パターン登録することができます。
設定リストをクリックすると、設定変更画面が表示されます。
設定項目の詳細は取扱説明書をご確認ください。
設定書き込み
標準ソフト側でトルクレンチの設定を変更した場合、トルクレンチに設定を書き込む必要があります。
設定書き込みアイコン(上向き矢印)をクリックします。書き込みに成功すると、トルクレンチのブザーが鳴ります。
トルクレンチ本体に締付結果が残っていると、設定を書き込むことができません。書き込む前に、「メモリ消去」を行ってください。
データ受信
画面を出力操作画面に切り替えて締め付けを行うと、トルクレンチから送信される締付結果が表示されます。
無線接続の場合、最大16本分表示したり、データを保存することが可能です。
測定値表示画面は「1本」「4本」「8本」「16本」で切り替えが可能です。
1本表示の時、「オンラインモード」を「ON」にすると、リアルタイムデータが表示されます。リアルタイムデータは50ミリ秒ごとに送信されます。
受信したデータをCSVへ保存したりすることも可能です。
出力操作
設定でMEMOモードが有効な場合、締付結果はトルクレンチ本体に保存されます。6,000件まで保存可能です。
屋外やパソコンが近くに無い場合、いったんトルクレンチにデータを保存し、出力操作でデータ出力を実行します。
データ保存
受信したデータや、出力操作で取り出したデータはCSVやエクセル形式で保存することができます。
保存したデータはチェック表等へ使いまわすことができ、手入力の手間が省けます。
決められたフォーマットがある場合、エクセルでマクロを組めばそのまま利用することができます。
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