組立のポカヨケとは
組立ラインでは作業ミスを防ぐために、ポカヨケを設置する必要があります。製品が完成してしまうと発見しにくいミスもあるので、工程内での品質管理は重要になります。
物理的に作業ミスを発生させないようにしたり、作業ミスが発生しても、そのミスに気づくことができるようにする必要があります。
また安全に作業を行うためにポカヨケを設置することも重要になります。
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組立によくあるうっかりミス
部品の組付けミス
形状が似ている部品が多数ある場合、違う部品を取り付けてしまうケースがあります。
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ボルト、ネジの締め忘れ
ボルト、ネジが多いと、うっかり締め忘れることもあります。
また仮締め後の本締めの際に、既に本締めが終わったボルト、ネジを再度本締めしてしまい、仮締めの状態が残ったまま流出するケースもあります。
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ボルト、ネジの締めすぎ
機械式トルクレンチで「カチ」っと音がしても、そのまま締め付けてしまい、オーバートルクの状態で流出するケースがあります。
オーバートルクで締め付けると、軸力が機能しなくなり、ボルト、ネジが緩んだり、ボルトそのものが破損している可能性もあります。
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組立手順の確認による作業効率のダウン
不慣れな製品だと組立手順を把握しきれていないため、都度上長へ確認する必要があります。
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組立のポカヨケ
製造支援ソフトの導入
ディスプレイでの個別指示
まだ不慣れな製品の組み立ても、作業手順をディスプレイに表示させることで、安心して組立作業を行うことができます。
熟練者のノウハウを盛り込めば、品質も安定することができ、作業者のスキルもUPします。
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組立ツールの自動設定
デジタルトルクレンチを使えば、機械式トルクレンチより少ない本数で作業を行うことができます。
またデジタルトルクレンチは手順に合わせて設定変更を自動で行うこともできるので、工具の選定間違えも起こらず、安心して作業を行うことができます。
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無電圧接点にも対応
無電圧接点で入出力各16点に対応。
各種センサーからのON/OFF信号を取得したり、押しボタンやパトランプへの出力も可能。
検査装置からの合格信号を受け取ってから、次の工程へ進めたりすることも可能です。
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IoTデバイスの導入
デジタルトルクレンチ
無線式のデジタルトルクレンチを使えば、締付結果がパソコンへ送信され、締付回数を管理することができます。
ボルト、ネジの締め忘れを防いだり、オーバートルクを防ぐことができます。
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チェックペン
ボルトを本締めしたら、合いマークを付けることがあります。合いマークを付けると無線で信号がパソコンに送られるチェックペンがあります。パソコン側で回数カウントを行えば、合いマークし忘れを防ぐことができます。
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測定器
測定した結果を無線で送信するタイプの計測器を使えば、測定値の記入ミスを防ぐことができます。
また手書きや、エクセル入力の工数も削減できます。
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ポカヨケ機器の導入
電動ドライバー
締め付けた時のトルク値や、締付時間を送信することができる電動ドライバーがあります。パソコンでデータを受信し、管理回数やトルク管理を行うことが可能です。
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ピッキング装置
作業者へどの部品を使うか、ランプで知らせる機器があります。違う部品を取り付けたりすることを防ぐことができます。
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大企業にも導入多数 製造支援ソフト「デジプロマスタ」
アドレックの製造支援ソフト「デジプロマスタ」を使えば、様々なポカヨケを実施することができます。
また様々なIoT機器との連携も可能です。
対応していない機器でもご相談頂ければ、対応させることもできます。
ポカヨケの実施に、是非ご利用ください!
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